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労働調査会 「月刊 社労士受験」メールマガジン 毎週金曜発行

メルマガ Vol.23(2018/03/02)

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2018/3/2 Vol.23
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▼ Vol.23

■国民年金法「老齢基礎年金の繰上げ・繰り下げ」

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皆さん、こんにちは。「月刊 社労士受験」編集部です。

2月21日、日本郵便の契約社員が、正社員と同じ仕事なのに手当などに差がある
のは労働契約法違反だとして、約3,100万円の支払いを求めた訴訟の判決が大阪
地裁であり、一部手当について「契約社員に支給がないのは不合理」として、約
300万円の支払いを命じました。不合理と認められたのは、年末年始勤務手当、
住居手当(住宅手当)、扶養手当(家族手当)の不支給です。
非正規と正規の格差をめぐる訴訟は他にもありますが、裁判所の判断は分かれて
おり、最高裁に上告されている事案もあります。「働き方改革関連法案」の柱の一
つとなっている「同一労働同一賃金」の実現に向けたパートタイム労働法や労働
契約法などの改正は、正規・非正規格差をめぐる訴訟にも影響を与えますので、
今後の動向に注目です。

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さて、ここからは国民年金法について解説します。

老齢基礎年金は65歳から支給を受けるのが原則ですが、60歳以上65歳未満の者
は支給繰上げの請求をすることができます。
また、66歳に達する前に老齢基礎年金の請求をしていなかった者は、支給繰下げ
の申出をすることができます。
老齢基礎年金の支給の繰上げと繰下げは、出題頻度が高い項目ですので、以下に
整理しておきます。

—— ≪支給繰上げ≫ ————

【要件】
保険料納付済期間又は保険料免除期間(学生の保険料の納付特例及び保険料納付
猶予制度によるものを除く)を有する60歳以上65歳未満の者が、次の(1)(2)を
満たすときに、65歳に達する前に厚生労働大臣に繰上げを請求することができま
す。
(1)請求日の前日において受給資格期間を満たしていること。
(2)任意加入被保険者でないこと。

老齢基礎年金の繰上げ請求は、老齢厚生年金も受給できる者については、老齢厚
生年金の繰上げ請求も同時に行わなければなりません。

【支給開始時期】
請求があった日に受給権が発生し、請求日の属する月の翌月から支給が開始され
ます。

【繰上げの場合の年金額】
「本来の老齢基礎年金の額×減額率」の額が減額されて支給されます。
減額率は「5/1,000×繰上げた月数」です。

繰上げ請求したときは、付加年金も繰上げて支給され、同じ減額率で減額されま
す。
減額は将来を通じて行われ、65歳になっても本来の額が支給されるわけではあり
ません。

【繰上げた場合の制約】
繰上げ支給の老齢基礎年金の受給権者には、次のような制約があります。
■国民年金に任意加入することはできません。
■原則として、その後、事後重症の障害基礎年金及び寡婦年金等は支給されませ
ん。
■寡婦年金の受給権は消滅します。

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—— ≪支給繰下げ≫ ————

【要件】
老齢基礎年金の受給権を有している者が、次の(1)(2)を満たすときに、厚生労働
大臣に繰下げの申出をすることができます。
(1)66歳に達する前に老齢基礎年金を請求していなかったこと。
(2)65歳に達したとき、又は65歳に達した日から66歳に達した日までの間に、
国民年金の他の年金給付(付加年金を除く)や厚生年金保険法による年金たる保
険給付(老齢を事由とするものを除く)の受給権を有していないこと。

65歳を過ぎてから老齢基礎年金の受給資格期間を満たした者は、受給権取得日か
ら1年を経過した日前に請求していなければ、支給繰下げの申出をすることがで
きます。

66歳に達した日後に、次の者が繰下げの申出をしたときは、(1)(2)に定める日に
申出があったとみなされます。
(1)70歳に達する日前に他の年金たる給付の受給権者となったとき
 →他の年金たる給付を支給すべき事由が生じた日
(2)70歳に達した日後にある者
 →70歳に達した日

繰下げの申出は、老齢厚生年金の繰下げの申出と同時に行う必要はありません。

【支給開始時期】
申出のあった日の属する月の翌月から支給が開始されます。

【繰下げの場合の年金額】
「本来の老齢基礎年金の額×増額率」の額が加算されて支給されます。
増額率は「7/1,000×繰下げた月数」です。繰下げ月数は最大60か月です。

繰下げの申出をしたときは、付加年金も繰下げて支給され、同じ増額率で増額さ
れます。
振替加算額は繰下げしても増額されません。また、繰下げ待機期間中に振替加算
部分のみを受給することはできません。

繰上げと繰下げについては、「月刊社労士受験2月号」46〜48頁でも解説してい
ますので、併せてご確認ください。
それでは最後に過去問を解いてみましょう。

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問:繰上げ支給を受けると、65歳になるまで遺族厚生年金の2分の1が支給停止
される。(H23)

答:× 「2分の1」ではなく、「全額」が支給停止されます。
65歳以降に限り、老齢基礎年金は遺族厚生年金と併給することができます。繰上
げ支給の老齢基礎年金を受けた場合でも、65歳になるまで遺族厚生年金は全額が
支給停止されます。


問:寡婦年金の受給権者であった者は、老齢基礎年金の繰下げ支給を受けること
はできない。(H24)

答:× 寡婦年金の受給権者であった者でも、繰下げすることはできます。
寡婦年金の受給権は65歳に達したとき消滅するため、66歳に達する前に老齢基
礎年金を請求していなければ、繰下げ支給を受けることができます。

繰上げ、繰下げに関しては、他の年金との関係に注意しましょう。


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=4月号 CONTENTS=
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○特集1「早版!改正法(後編)〜改正ポイントを重点チェック!〜」
社会保険労務士試験は、どの科目についても毎年多くの法改正事項があるのが特
徴です。今月号では10月号(前編)及び11月号(中編)で既にお伝えした以外
の内容につき、平成29年12月末までに改正が決まっている内容を抜粋してお伝
えします。
※音声解説付き
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○特集2「事例問題で7点アップ(1)」
近年、事例問題の出題が多い労基法、労災法、雇用法、徴収法、国年法、厚年法、
健保法の7科目から、1科目1〜2問を取り上げて詳しく解説し、事例問題への
対応力を強化します。1科目1点ずつ、合計7点アップを目標にチャレンジして
いきましょう。今月号では年金法以外の科目について見ていきます。
---------------------------------------------------------------------
○科目講座 〜健康保険法〜
※動画解説付き
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○答練 〜健康保険法〜
「五肢択一式答練」※音声解説付き
「選択式答練」
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